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ゲートをくぐればそこにはドラマがある。
~野球場探訪~

野球をするには場所、つまり野球場が必要になる。

森の中にひっそりと佇むすり鉢状のスタジアムに後付けの屋根を設置した球場や、最近新しくできたあの(・・)球場は、なんでもレフトスタンドの防球ネットを挟んで山陽新幹線が通過していくのを見ることができるなんていう話を聞いた。

決して当たるはずのない、と設計された天井のてっぺんにぶら下げられた音響装置にぶち当てる大男…

その球場あの球場だったから起こった出来事やハプニング。調べると面白い話がたくさん出てきます。

ちなみに球場によって匂いが違ったりするんですよね(笑)。

どの球場よりも球場らしい、時代を先駆けるボールパーク!「ほっともっとフィールド神戸」

“がんばろうKOBE”を合言葉に蒼い戦士たちが神戸の街と市民とともに戦い、当時は『グリーンスタジアム神戸』と人は呼び、現在はほっともっとフィールド神戸として、年間数試合のプロ野球が開催されています。

神戸の中心・三宮から電車で約20分の場所に立地するこの球場は、かつてオリックス・ブルーウェーブと球団合併後のオリックス・バファローズ(‘06のみ)が本拠地としたグラウンドです。“日本一美しい野球場”とも称される球場のグラウンドは一面に天然芝が敷かれています。

時代を先駆ける象徴は、日本初のフィールドシート設置や、今やほぼ半数の本拠地で使用されているネーミングライツの導入を行いました。

また、この球場の名物は何と言っても夜空を彩る“花火ナイト”。5回裏終了後に打ち上げられる花火は、季節を問わず、目を覆いたくなるような試合展開も忘れさせてくれるひと時を演出してくれます。

開放感あふれ、緑に囲まれた自然豊かなこの最高のグラウンドで開催される試合が年々減少しているこの現状はとても言葉では言い表すことのできない寂しさを感じますが、これからもこの美しさは決して色あせることはないでしょう。

マシンガン打線が火を噴く処!「横浜スタジアム」

横浜公園平和球場の跡地に建設された横浜スタジアムは、開場して間もなく川崎球場から大洋ホエールズが移転してきます。

98年には名を変えた横浜ベイスターズが日本一の胴上げをここで行いました。

長らくはベイスターズの低迷をそっと支えてきましたが、球団の親会社変更に伴いこの球場も新たな時代を迎えます。ディー・エヌ・エーが株式会社横浜スタジアムの友好的TOBを実施。球団とスタジアムの一体運営を可能にしました。

スタンドのシートが全面オレンジから横浜ブルーへと変更されたり、スコアボードの改修や外野フェンス最上部にリボンビジョンの設置、両翼スタンド上部に“ウイング席”と称されるスタンドの増設など全く新たな風景を感じさせるリニューアルが次々とおこなわれています。

写真は横浜名物の崎陽軒のシウマイが乗った“チーズシウマイカレー”です。変わらない崎陽軒のシウマイと私の大好物のカレーにチーズがとろける最高の一品でした。(笑)

球団の親会社がDeNAへと変わり、チームもスタジアムも大きく変わったベイスターズとハマスタ。東京2020のメイン会場としても使用される予定のこの球場は目が離せません!

海風が吹き荒れ、ボールが夜霧に消えゆくスタジアム!「ZOZOマリンスタジアム」

中盤にリードすると7回裏には2本のホームランで大量リードを奪ったところで突如として場内に霧が立ち込め始めます。

試合は中断となり、そのまま好転する見通しも立たないままそのまま試合は終了。

史上初の“濃霧コールドゲーム”として今なお語り継がれています。

年振りにマリンスタジアムに行った訪れた試合がまさしく強風で花火の打ち上げが中止になってしまいました。(泣)

マリンスタジアムといえば‘05伝説の日本シリーズが思い起こされるのではないでしょうか。プレーオフを勝ち抜き下剋上でリーグ制覇を果たしたマリーンズは日本シリーズの初戦をここ千葉でセリーグ覇者の阪神を迎えました。

ZOZOマリンスタジアムは、19年から外野フェンスを手前に迫り出し、『ホームランラグーン』と呼ばれるラッキーゾーンを設置。さらには『煙のないスタジアム』と題し、球場内の喫煙所を改修し、加熱式タバコ専用の喫煙所に変更しています。生まれ変わりゆくスタジアムで更なるドラマが期待できます!

あの地この地様々な野球場が描くドラマはその球場だからこそ生まれたものが多々存在します。あの球場だから映えたユニフォームもたくさん存在します。
時代とともに野球場も、ユニフォームも日々進化を続けています。