野球ユニフォーム作りは構想中こそが一番面白い! 2021.09.21 社長コラム Contents 野球ユニフォーム作りは構想中こそが一番面白い! 野球のユニフォーム作りってどこか大変そうなイメージがありませんか? 何を決めればよいかわからないし、何を基準に選べばいいかわかないし、値段もいくらくらいするのか良くわからない。 野球経験のない企業の総務ご担当の方からご注文頂く時には、とても不安そうな声でお問い合わせ頂くことが、本当に多いです。 そこで今回はユニフォームをご注文する時、どのような手順で、何に重点を置いて決めていくとよいかを、解説していきたいと思います。 ポイントその1|大勢で決めようとせず、少人数で集まって決定した方がよい。 理想はデザインと価格の決定までを1~4人くらいまでで進めることができたら最高。 幹事を任されたあなた!野球は9人でやるものだから、みんなが納得いくユニフォームを創ろうと全員が満足いくユニフォームを創ろうなんて思っていませんか? そう思って最初から大勢を巻き込んでチームのライングループで共有しようものなら、とても大変!みんな好き勝手自由な意見が出てきて全然まとまりません。 方向性だけでもみんなの意見を聞いてから進めようなんてしても、9名以上もいたらその方向性すら、決まらないことが本当に多い。 毎年年末の納会で、「来年は新ユニフォームを創って、チームの雰囲気を変えよう!」なんて盛り上がっても、結局作らずに終わってしまうことが多いのは、予算などの問題よりも「みんなの意見がまとまらない」からが一番多い理由かも(笑) まずユニフォームを創る時のポイント1は70%から80%のところまでは少人数で進めて、理想は3択くらいまで絞りこんでからチーム全体に展開し、投票したりすると上手くいきやすいと思います。 ポイントその2|有志数名のメンバーの中でユニフォーム創りの優先順位を決める。 この優先順位を決めておかないと、のちに迷う場面が来た時に決め切らず、もめることとなりやすい。 少人数で進める体制でスタートしたとしても、やっぱり意見や想いはそれぞれバラバラな事が当たり前。だから私がいつも提案する方法は、デザインや価格などが具体的に進む前に優先順位を決めてしまっておくことをお勧めします。 そうすると大詰めで意見が分かれる微妙な時に、最初に決めた順位に沿って決定すればよい。これやっておかないと、95%くらい決まっていたのに意見が分かれて、「やっぱり最初から決めなおそうぜ!」なんてことにもなりかねない。お客様からそんな愚痴をお聞かせ頂くことも、たまにあります(汗) 私が決めておくと良いと提唱する優先順位とは以下の項目です ① デザイン性(具体的にいうと、希少感。「他にないユニフォームにしたい想い」の度合い) ② 価格、予算感 ③ 機能(素材やシルエットなど) ④ 納期(特に追加の時にかかる納期を基準にするべし) 具体的なデザインや価格が見てくる前にこれらを決めておくと、最後に迷った時に優先順位が明確で、ブレずに決めることができます。いざ、デザインや価格を知ってしまうと、つい優先順位が逆転してしまうことが多いからです! ポイントその3|業者に依頼する時に伝える情報の順番はこの順だ! 聞いてしまえば当たり前なことかもしれませんが、この順番を間違えてスポーツ店さんと打ち合わせしていくと、素晴らしいデザインのユニフォームイメージが出来上がり、お値段も納得!となっても最後の最後の落とし穴が!なんて事にもなりかねません。このポイントはユニフォーム製作をいつも請け負う私がお伝えするのですから間違いのない情報です。 ① 最初に伝えるべき情報 → 使用予定日 どんなことよりもまず、最初に伝えるべき情報は、使用日です。 極端なことを言えば、例え「1枚100万円払うから創って!」と言われても、物理的にどうやっても間に合わすことができない事はあり得ます。 こんな事例はあまり無いかと思いますが、先にもお伝えした通り、デザインも素晴らしいものが上がってきて、価格も納得のお値段だったとしても、いざ発注となった時に、今月末の試合で使用しますって伝えたら、「間に合わないよ」の一言….何てことはよくあります。 ご注文されるとき、スポーツ店さんに伝えるべき最初の情報は「使用予定日」です。お店の店員さんはその情報から対応可能なメーカー、間に合いそうなユニフォームを検討し、絞り込んだ提案をしてくれることでしょう!逆に言えば、間に合いもしないのに打ち合わせしていたら、まさに「時間の無駄」ですからね! まずは「使用予定日を伝える!」を忘れずにお願いします。 ② 2番目に伝えるべき情報 → 予算、希望価格 ご予算をお教え頂くことで、店員さんも出来ること、できないことの判断がつき、メーカーや種類、マークの加工方法を絞り込んでご提案することができます。 私自身も、ユニフォーム作成のご依頼を頂くときによく質問頂くのですが、何も決定していない状況で「ユニフォーム創りたいけどいくらでできる?」と言われることが多いです。 野球のユニフォームってお値段もピンキリでして、無地のユニフォームに片胸1重のマークで作成すれば、ある程度安くおつくりすることもできますし、デザインも素材もマークも拘って作成させて頂いた場合は先ほどのユニフォームの10倍くらいするユニフォームをご提案することができます。 野球ユニフォームの値段ってそれくらい幅がございますので、まず予算感をお伝えすることで、希望とかけ離れた内容にならないようにすることができます。 これは私が言うべきことではないかもしれませんが、コツは「思っている本当に予算より少し下の金額」を伝えることです。 そうすることで、店員さんもしっかり吟味してくださるでしょうし、最後にどうしてもつけたくなったOPTIONなどが出てきてしまっても、追加金額が発生しても本当の予算内に収まる可能性がございます。 予算は使用予定日の次に伝えるべき大事な情報なので、ご注意ください ③ これ以降に伝えるべき情報 → ウェア本体への拘りや絶対に外せない条件 先の①②で伺った希望日や予算といった数値での条件を伝達した後はユニフォーム本体への拘りをぶつけましょう。 「〇〇のイメージに近い」とかの情報でも構いません。具体的であればあるほど良いです。見た目のこだわりならば、マークの加工方法でお値段の調整は可能ですし、拘りの色があるならば必然的に昇華のユニフォームで作成することになるでしょう。 豪華さや高級感を出したいならば刺繍のユニフォームをお勧めするでしょう。①②の情報に③のご要望をプラスして、時間、金額、仕様を掛け合わせた最初からある程度絞り込んだ提案をして頂けるはずですし、ご要望にも沿った提案になっているはずです。 この状態まで準備して、意見交換などを交わしながら実際にデザインの作成を3種くらい行い、それぞれの見積もりももらうことができたら、チーム全体で投票大会!がいいと思います。 この段取りをしっかり準備しておくと、ある程度スムーズに事が流れ、幹事さんのストレスも少なく済むと思います。 因みに、これらのプロセスですが、やってみると意外に楽しいものでして、気の合う仲間と想いをぶつけ合ったり、定員さんから知らなかった知識などを教えてもらえた時など、とても楽しいことだと思います。 そして何より苦労して打ち合わせし、悩んで、みんなをまとめて発注して出来上がったユニフォームが届いた瞬間は、開封した瞬間は、みんなで揃ってグランドに集まった瞬間は、たまらない気持ちになると思います。 野球ユニフォームのことならいつでもご相談に乗ります! 私たちエイビスは、一メーカーとして、野球ユニフォーム製作のプロとして、皆様の想いを形にするお手伝いをしております。 自らが作り手だからこそ分かること、知っている知識や技術のすべてを駆使して、皆様のユニフォーム創りをお手伝い致します。 想いを込めたユニフォーム創りをご検討の方はいつでも遠慮なくご相談ください! 阪神タイガース2012~14年ホームユニフォ…前の記事 野球ユニフォーム作成における注意点 by …次の記事