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野球ユニフォームをオーダーする時の注意点

 
 

Contents

野球ユニフォームのオーダーとは

野球ユニフォームに限らず、どんなスポーツや職場のユニフォーム、イベントの衣装を創る時でも、そのアクションは単なる自分が着る為の服を選び、購入することとは異なり、仲間が揃ってそのウェアを着ることの意味があるアクションだと思います。

その中でもスポーツチームのウェア、まさに野球のユニフォームを仲間と揃えて創るということは、自分達のチームのメンバーが集まっている想いや意味をウェアを通じて表現することであり、その出来上がったユニフォームは正に「仲間との絆」や「チームの個性」を表現するものであり、単なるウェアを創っている訳ではありません。

その仲間の証であるユニフォームに袖を通した瞬間から、そのチームの一員としての誇りや熱い想いを共有し試合に挑まれている方も沢山おられることでしょう。私もそうです。

そんな野球ユニフォーム創りだからこそ、70年以上に渡って野球ユニフォームを創り続けてきた私たちエイビスは、皆さんの想いに寄り添って、本当に創っているメーカーだからこそできるサービスで、皆さんをサポートしていこうと思っております。

チーム毎に異なる様々な想いやニーズをお手伝いしたくて、以下に流れをまとめてみました。

決めなくてはいけない項目と注意点

生地の決定(シャツ生地)

野球のユニフォームシャツで使用する生地は大きく分けて二つの種類に分かれております。ひとつは丸編みと呼ばれる生地で強みは伸縮性があり、柔らかく着心地がよいです。弱みは引っ掛けに弱く、傷がつくと伝線してしまい、糸がスルスルと抜けて線状の傷がついてしまうことです。もう一つはトリコットと呼ばれる生地で、縦と横に編み込む製法で、強みは丈夫な事、弱みは伸縮性が丸編みに比べて少ないことです。

ただ、一般の方が実際のユニフォームや生地を見ても、これらの判断はなかなかつかない為、実際は生地の風合いは、メッシュの柄などを基準に決められることをお勧めします。ぜひ実際にお店へ行き各メーカーさんのサンプルなどに触れてみることで、好みの生地を探してみてください。

そして、エイビスでユニフォーム作成をご検討の方で生地を確認したい方は発送先と確認したい生地やご要望をお教えいただけましたら、裁断時に発生した生地の端切れを無償でお送りしますので、遠慮なくエイビスHPのお問い合わせフォームからご請求ください。

また、生地のカラーも各社ごと、いいえ、同じメーカーのユニフォームでも生地が異なれば同じカラーでも色が異なります。完成してしまってから後悔しないように、必ず実物の生地で確認されることをお勧めいたします。

基本的な形の選定

どのメーカーでも、ユニフォームの色を変更できる場所を特定できる基本の型があります。これは昇華という技術で作成するユニフォームでも、染色した生地を裁断して縫製して作り上げるユニフォームであっても、どちらも同じです。
(例外は昇華のユニフォームのフリーデザインでの作成でして、こちらはお客様が自由にデザインしたユニフォームを作成する方法となります)

各社プロ野球などで採用されているシルエットに近いデザインと各社ごとのオリジナルデザインがあります。これは各社のカタログを比較しながら検討頂くこととなりますが、完成イメージの一番の基礎となる選定ですので、同じリーグのチームさんなどと被らないように、良く研究して選定されることをお勧めいたします。
※2000年前半の頃はあのイチロー選手がマリナーズに入団し、大活躍をされた時でして、ユニフォーム市場もマリナーズ型が一世風靡しました。よくグランドでは、マリナーズ型のチーム同士の対戦が行われ、「どちらが攻撃しているかわからない」何てこともよくありました。最近は昇華ユニフォームが増えているので、このようなことは減りましたね。

デザイン制作

製作方法を決定する(昇華、縫製、在庫商品を使用する、圧着、刺繍など)

デザインが決まったら、予算と照らし合わせながら、製作方法を決定します。ここで難しいのは、デザインやカラーによっては、昇華でないと作れないデザインがあることです。(デザイン決定段階で同時に製作方法も決めながら進めると、スムーズに進みます。)同じデザインでも、圧着で作成することも、刺繍を使って作成することもできるユニフォームが沢山あります。ご予算と相談しながら、製作方法を決定していきましょう。

以下に各製作方法の簡単な特徴をまとめておきます

  昇華 圧着 刺繍
メリット デザインの自由度が高い、軽い、今最も売れている製作方法 リーズナブルに作成することが可能。納期が早め 重厚感、高級感、立体感あり。
デメリット 安っぽく見えてしまうことがある。摩擦に弱い デザインに制限あり。高級感はあまりない。

はがれる可能性あり

値段高め、納期がかかる。重い

サイズを決める

各メーカーのカタログやWEBカタログにサイズ表があり、日本のメーカーでしたら殆どのメーカーがJASPOという規格に基づき作成していますので大きな差はありませんが、それでもメーカーごとに少し異なります。可能な限り店頭でサイズサンプルを借りたり、送ってもらうなどして、袖を通してサイズ確認してから製作することをお勧めいたします。

予算とできること

大まかにですが、これくらいの予算でこのようなユニフォームが作れるというグループ分けをしてみようと思います。

価格 できること
4000円前後  ・海外製のTシャツタイプの昇華ユニフォーム
 ・定番セカンダリーユニフォームにダイレクト昇華マーク
    (背番号まで入れると5000円超えることが多い)
6000円前後 ・海外製2ボタン昇華ユニフォーム
・海外製フロントオープンユニフォーム
・定番ユニフォームに圧着マーク
8000円前後 ・定番昇華ユニフォーム(ナショナルブランドの海外生産)
10000円から
12000円
・定番昇華ユニフォーム(国産)
・刺繍ユニフォーム
15000円以上 ・フリーデザイン昇華ユニフォーム
・基本スタイルもオーダーユニフォーム+刺繍ユニフォーム

野球ユニフォームの作り方(エイビスの場合)

※本当に創っている野球ユニフォームメーカーとして、お客様から決定頂きたい優先順位順に記入致します

いつまでに完成する必要があるのか?使用日の決定

野球ユニフォームを作成するにあたって、決めなくてはいけない項目はいくつかありますが一番最初に決めるべき項目は、使用日をいつにするか(試合や練習、着用日の決定)です。様々な作り方がある野球ユニフォームにおいて、製作方法毎に必要とする時間が異なる為、まず最初の絞りこみは、いつまでに完成しなければいけないか?になります。その決定によって製作方法(昇華、刺繍、圧着、定番ユニフォームを使用する、別注ユニフォームで作成ができる)などを絞り込むことができます。

おおまかでよいので予算を決める

製作方法や作る場所によってお値段が大きく変わる野球ユニフォームは、ご希望のご予算をお教え頂くことで、選択肢を絞ることが可能となります。チームの全員に納得してもらうお値段で作成することはとても大変な事なので、事前に目標とする予算を決定しておいて、相談するととてもスムーズに話が進みます。

よく聞く声として、デザインを先行して進めていき、カッコいい希望のデザインが出来上がり、チームの仲間もハイテンションになった後で見積もりをもらってみたら、想定していた予算の1.5倍の価格となってしまい、一気にみんなのテンションが下がってしまい、新ユニフォームを諦めた…なんて話があります。「多少の予算オーバーは仕方ないとしても、1.5倍はあり得ない….」こんな事がないように、最初に予算感を決めておくことがとても重要になります。(大まかで構いません)

デザインの決定

※上記ふたつの情報を先に頂いていることで、製作方法で使用できるデザインの絞り込みができます。ご使用日が決まっているならば、逆算して〇〇日までに内容のすべてを決定する必要があることを共有して、同じ目標に向かって決定事項を決めていきます。

ご予算をうかがっていることで、選択肢からお選び頂けない製作方法を先にお伝えし、選択可能な製作方法で実現できるデザインをやり取りしていきます。

個人明細(サイズ、番号など)を決定する

上記内容を決定することで、イメージが決定したら、メンバーのユニフォームサイズと、番号の情報をまとめます。
※これは、本当に些細な事ではありますが、その表を作成するにあたって、番号順に上からまとめて頂くケースが多いのですが、我々としましては、サイズ毎にまとめて頂いた方が間違いが少なくなるように思います。受け手の勝手な想いですが、良かったら参考になさってください

製作→納品

すべての必要情報を漏れなく頂きましたら、ユニフォームの製作に取り掛かります。お選び頂きました製作方法毎に工程の順番は異なりますので、ユニフォーム製作指示書を作成し、各セクションに同時に情報を発信して、スケジュール管理を行います。

ユニフォームの製作をご依頼される皆さんもチームですが、我々製作メンバーもチームとして一丸となってユニフォーム作成に取り組みます。

お店選びの注意点

仲間と共に戦う為の、絆と想いを共にする野球ユニフォームは、ぜひとも信頼できるお店に相談するようにしてください。その信頼できるお店の特徴は私の私見になりますが、以下になります

①比較したり、生地や加工方法を確認できるユニフォームサンプルを保有している
②実績商品の写真や実物サンプルがあり、最近作成したと思われるユニフォームがあること
③ネットショップの場合は、勇気を出して電話質問してみて、対応や質問に対しての返答がきちんとしているか確認してみること
④ネットショップの場合、住所があり得ないところになっていないか?チェックすること
⑤店員さんが親身になって相談に乗ってくれるお店
⑥新規の注文だけでなく、追加オーダーに対しても安心して対応してくれるか確認すること

これらを満たすお店さんなどでご注文されることをお勧めいたします

野球ユニフォームのことならいつでもご相談に乗ります!

私たちエイビスは、一メーカーとして、野球ユニフォーム製作のプロとして、皆様の想いを形にするお手伝いをしております。

自らが作り手だからこそ分かること、知っている知識や技術のすべてを駆使して、皆様のユニフォーム創りをお手伝い致します。

想いを込めたユニフォーム創りをご検討の方はいつでも遠慮なくご相談ください!